2017幸先のよいスタート
天晴。1310です。
今年の土日は海が荒れます。
そんなちょっとした隙間に行ってきました。
目的は開発した新しい錫ジグのテストです。
錫という軽比重の特性をより活かすためにあれこれ試作を重ねてきまして、ようやくここにたどり着いた感があります。
発端は海が荒れてボツになった正月明けの太刀魚ジギングです。その釣行のために年末は制作に没頭していましたが、とにかく
”あまり動かない”
”リア重心でストンと落ちる”
というジグにしては変わった仕様を目指していました。
が、錫の特性上これがかなり難しい。どんどん鯵の天秤錘みたいになっていきます(笑)
で、そんな形からすこーし改良して、私が一番大事にしている(釣れることよりもか??!)手で握って、存在感と所有感と心地よさがある”もの”ができました。鉛だと絶対に”あまり動かない””ストンと落ちる”系です。
しか~し、そこは軽比重。全く全く全く異なる動きになりました。
で、テスト釣行に話は戻ります。
===以下はFB==と同じ内容===
結果、アクションのつけ方を試行錯誤しながら、改めて錫という素材のポテンシャルを確認出来ました。色ぬりなし、コーティングなし、アクセントとして小さなホロシールのみ。
ただ巻きで2本、スライドで1本、ワンピッチジャークで1本の50センチのイナダ、スローでホウボウ という結果です。10m~90mまで80gで通しました。ホウボウは60gでしたが、60gに関してはまだ研究が必要です。
テスト結果としてまとめますと
①ロッドワークで様々なアクションが可能
②ただ巻きで釣れるアクションをしてくれる
③引き重りが軽い
④少しスロー気味のロッドがベスト
⑤スイミングがかなりいい動きをする
改善点は
①フックとの相性を考える必要がある
②60gの使い方がまだつかめていない
比重が軽いというのは予想以上に操作側の意図を伝えられると実感しました。
形状がリア寄りにしているのでズドンと落ちるだけだと思いきや、一瞬ラインテンションをかけて抜くとバランスを崩し、ヒラヒラと落とすことも出来ます。
沈降時、ラインテンションをコントロールする事で真っ直ぐ綺麗に落とすことも出来、その時は
比較としてTGベイト60gとこのジグの80gでは80gのほうが早いです。
次にジャーク時ですが、これがかなりヤバイのです。使っていただければわかるのですが、このジグ、引き重りがめちゃくちゃ軽いんです。でも、スロージャークを入れると急にいい感じでテンションがで始めるんです。これは、素材力なんでしょうが、重さの割に体積があるため、バランスを崩すと、途端に抵抗がドンッとかかるんです。
また、あることをすると綺麗に横にカッ飛びます。普通のロングスライドを出すやり方だとヒラヒラフォールになるので、あるやり方が肝です。これは、自分も鍛錬して、確実に再現できるようになったら記載します。
60gと80gでスケールの違いだけれど、ラインと潮と浮力の関係でアクションがかなり違います。
60gはその軽さからアクションが大きいのかと思いきや、逆にアクションが控えめ。おそらく、慣性が弱く横を向いたり、ウォブリングするパワーが少ないためそのようになるのだと推測されます。
今回の釣行でバランスが良かったのは80gの方でした。
テスターをそろそろと思っております。
現テスターの方には勝手に送りつけてしまいます(^-^)
↑60gでの釣果 スローなただ巻きで
↑ベイトの群れでワンピッチジャーク
↑高速ただ巻きで
↑スローなフォールでガツン!
↑胃から出たベイト。イワシ。
今年もどうかよろしくです。
旨い・・・・・。
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